ハロウィンイベントでは一般的に各家庭でお菓子配る用にストックしておき、仮装した子供たちに対してお菓子を配ると言う習慣があります。この時にはいくつかのハロウィンのルールが設けられており、1つは子供たちは必ず仮装をすると言う点です。そしてもうひとつは、訪れた家庭の大人に対して「トリックオアトリート」というフレーズを発信することです。

この2つのハロウィンのルールを守ることで、子供たちは大人からお菓子をもらうことができるという文化になっています。日本のハロウィンイベントではこれらの部分はやや曖昧にされていますが、海外ではこのようなシステムでお菓子が配られるのが本来のハロウィンイベントとされています。そんなハロウィンでのお菓子の配る文化ですが、どうしてお菓子を配るようになったのかという理由がとてもホラーすぎるのをご存知でしょうか。

ハロウィンとカボチャ
ハロウィンのイベントでお菓子を配る理由がホラー要素満載で、意外と怖い儀式だったのだ。キャッキャッキャッ
スポンサーリンク

ハロウィンでお菓子を配るのは一種の厄払い

なぜハロウィンの時期になるとお菓子を配るのかというと、それは一種の厄払い的な意味があるためです。今では楽しいイベントとして仮装やコスプレをハロウィンでしていますが、実は子供たちが仮装しているものは悪魔やお化けなどの悪い役目を持っていて、「トリックオアトリート」というフレーズは「お菓子をくれないと悪さをするぞ」という意味になります。

つまり、ハロウィンイベントというのは子供たちが悪魔やお化けになって、訪れた家や大人たちに対して悪いものを運んできていると言う習慣を意味しているのです。そして、大人たちはハロウィン中にお菓子を配ることで悪いものを家の中に入れないようにしており、お菓子を持っていないと自分に悪いことが起きてしまうという形になっています。

もちろん、子供たちが実際にハロウィン期間にオバケや悪い霊になるという意味ではなく、古来から伝わる伝記をもとにハロウィン中に子供たちが各家に訪問してお菓子を貰い歩くという文化となっています。本来の目的では、海外でご近所同士の家族間でのお付き合いを深めたり、親睦をはかるものであり、建前がハロウィンという「お菓子をくれないと悪いことしちゃうぞ」というコミュニケーションの様なものです。

ハロウィンのお菓子を配る理由に霊を鎮めると言う意味合いもある

ハロウィンでお菓子を配るのは厄払いとしての意味からくる習慣なのですが、ほかにも「霊を鎮める」というものや「感謝」の意味を込めた習慣だとする声もあります。これは子供たちのハロウィン仮装が悪魔だけではなく、お化けやゾンビなど死者の魂の役目を持っているためです。もともとハロウィンは日本で言うところのお盆だと言われていて、悪魔だけではなく死んだ人たちの魂も一時的に戻ってくると言われています。

そのため死者の魂として訪れた子供たちにハロウィンのお菓子を配ることで、蘇ってしまった魂を鎮めたり還ってきてくれたことに感謝をすると言う意味が込められているのです。この考え方は、主に自分の家族のご先祖様がハロウィンの期間中にこの世に戻ってきて、いつもあの世から「守護してくれてありがとう」というところから来ています。

海外ではハロウィンはお菓子を配ることで厄払いや感謝の意味を込めているのですが、日本の場合はお菓子を配ることは単純にイベントの一環として考えられています。また、日本ではハロウィンでお菓子を配るのは大人ですがもらうのは子供だけではありませんし、ハロウィンの仮装を子供たちがしていなくてもお菓子をもらうことができます。

このため日本でのハロウィンは海外のような風習や習慣ではないので、お菓子を配ると言う行為に対してあまり霊的な意味はないようです。日本のハロウィンイベントでお菓子を貰うのはご先祖への感謝の現れでもないですし、それが一般的なご近所付き合いの一環というものでもありません。ただお菓子を配ったり、あるいは貰うとお返しなどのトラブルが発生しやすいので、事前に保護者同士で相談しておくなどの対策が必要となっています。

なお、日本でも地域によってはハロウィンというイベントを利用して、ご近所同士のコミュニケーションを築き上げるために特定地域の家庭同士で子供たちが集まって、指定された家庭へ訪問するというイベントを行っているところもあります。

関連記事
ハロウィンのお菓子でイラストを簡単に描ける種類はコレだ!
ハロウィンお菓子で超簡単に大インパクト与える3つの方法
ハロウィンのお菓子ラッピングで絶対ウケる面白すぎた方法


スポンサーリンク

おすすめの記事