ハロウィンV系バンド曲のアルバムが日本限定リリースされた謎

ハロウィンバンド（HELLOWEEN）は、1978年に元々の前身となるジェントリー(Gentry)バンドという名前でドイツのハンブルクで誕生しました。ハロウィンバンドは日本でV系バンドと認知され、日本限定アルバム曲がリリースされるほど日本に対しての思い入れがあります。また、ハロウィンバンドの「HELLOWEEN」は、「HALLOWEEN」の「A」ではなく地獄を意味する「E」のスペルとなっています。

これは、ハロウィンバンドがパワーメタルバンドとしてのイメージを表すものとして、「HELL（地獄）」というスペルが取り入れられました。それでは、ハロウィンV系バンド曲のアルバムが日本限定リリースされた謎についてお話していきたいと思います。

ハロウィンとカボチャ

ハロウィンバンドのグループ名は、アメリカの映画「ハロウィン」に由来しているのは知っているかな。キャッキャッキャッ

ハロウィンV系バンドについて

ヘビメタの世界の重鎮と言えば、ハロウィンバンド（HELLOWEEN）。1978年にハロウィンバンドの前身グループか誕生し1980年代から活躍し続け、90年代にリリースしたハロウィンバンドのアルバム曲は、日本で20万枚を超えるセールスを記録しました。2015年に発売した作品がオリコン週間ランキング9位にもランクインするほど、ハロウィンバンドの人気は勢いを加速していきます。

ヘビメタファンだけではなく、幅広い人に人気のバンドがハロウィンです。全盛期のハロウィンバンドの主要メンバーであるカイ・ハンセンとマイケル・キスクが限定復帰したことでも、全世界で注目を集めました。総勢7人編成でのワールドツアーも世界的な大きい話題になりました。7人編成での活動がスタートした上に、ワールドツアーを開催するとなればヘビメタファンにとってこれ以上の朗報はありません。

そして、ハロウィンバンドの7人によって「Pumpkins United」が作られました。この曲は2017年10月13日より配信が開始されているのですが、CD化も決定しました。これは、ハロウィンバンドの中でも限定的な特別リリースであり、日本でのみの実現となります。このハロウィンバンドの新曲は3人の歴代シンガーが夢の競演を果たしていることでも注目されました。

初代のハロウィンバンドのカイ・ハイセン、2代目のマイケル・キスク、そして現シンガーである3代目アンディ・デリスのトリプルボーカルが楽しめます。それぞれの歌声を知らない世代のハロウィンバンドファンも新しい一面を見ることができるでしょう。待望の曲がまさかの歴代ハロウィンバンドボーカルを集めたものとなるとは誰も思っていなかったのではないでしょうか。

ハロウィンバンドのワールドツアー「PUMPKINS UNITED」

ハロウィンがバンドとして日本にも上陸し、2018年3月16日には東京EX THEATER ROPPONGIからスタートしたジャパンツアーは、北海道や大阪、愛知にまで及びました。同年の3月27日には東京ZEPP DIVERCITY TOKYOで再追加公演を終え、ハロウィンバンドのジャパンツアーは幕を下ろしたのです。札幌ではアンディの体調不良のために5曲カットされるという事態がありましたが、それでもハロウィンバンドファンは歓喜しました。

なぜハロウィンが日本でのみのCDを発売したのか、なぜ日本のツアーをハロウィンバンドが行ったのかについてはわかっていません。そして、ハロウィンバンドの曲が日本限定バージョンでリリースされた理由も謎のままとなっています。しかし、日本のハロウィンバンドの猛烈なファンにとっては嬉しいツアーであったことには変わりないですね。

80年代のメタルを代表する彼らが歴代ハロウィンバンドのボーカルを迎えて行ったツアーですが、その当時を知らないハロウィンバンドファンでもその魅力を再確認できるツアーであったことは間違いありません。このV系バンドは限定的なものとして捉えられているようですが、ぜひともこのまま活躍をし続けてもらいたいと願っているファンも少なくないのではないでしょうか。今後のハロウィンバンドの活躍も期待したいところです。