ハロウィンは日本ではいつからか知らない間にとても有名な巨大イベントとなり、ハロウィン仮想パーティやお菓子作り、そして肝試しなどありとあらゆる楽しみ方が生まれています。ハロウィン当日には、都内などを中心として日本各地で大きな賑わいとなりひとつの文化として日本にも根付いていることがうかがえます。しかし、当たり前のように耳にするハロウィンイベントとはなりましたが、同時にふと気になることもあります。
ハロウィンイベントは日本ではいつから行われ、そしてどのようにして日本で流行っていったのでしょうか。今でこそ、ハロウィンの認知度は全国区でありそして誰もがみな同じような似たイメージを持っている事も事実です。それでは、ハロウィンが日本にいつから上陸して広がっていったのかを調べてみると面白いことが分かりました。
日本に入る前の元々のハロウィン
ハロウィンというと今の日本で行われているようなものがイメージとして知られてはいますが、実際のハロウィンの意味するものは私たちが知っているものとは少し違っています。元々はヨーロッパ北部に住むケルト人が古代に行っていた儀式が起源といわれ、死者の霊を払うために行う魔除けの儀式であったと考えられています。
しばらくするとヨーロッパに浸透し主流となっていった宗教であるキリスト教カトリックに取り入れられ、聖なる人を祝福し感謝するための柔らかな意味での儀式となっていきました。実はカトリックにおける大切な日である諸聖人の日前日とハロウィンが重なっており、祝うべき日のパーティとしてハロウィンの文化が知られていったと考えられています。
今では日本の恒例行事となっているハロウィンイベントは、このような経緯で海外で育まれたものなのです。また、ハロウィンイベントも日本のような仮装やコスプレを楽しむというものではなく、海外にあるハロウィンとうものは宗教的な儀式として進化していったものとなっていました。
ハロウィンが日本にいつからどのように流行っていったのか
確かに海外ではハロウィンというものが重要な儀式という位置づけではありましたが、具体的にはどのように現在のイメージとしてのハロウィンが日本へ入っていったのでしょうか。実はハロウィンが日本へ入ったのはつい最近でありその歴史も浅く、1990年代に関東に位置する人気テーマパークで行われたイベントがきっかけとなり日本人の間でハロウィンが周知されていくようになりました。
しかもハロウィンイベントはテーマパークをスタートとして日本国内で毎年行われるようになったため、加速度的にハロウィンの認知度が増していったのです。さらに認知度が高まったところでこのハロウィンの猛烈な盛り上がりに注目したのは民間の企業で、商業戦略的にハロウィンの時期にあわせて食品や洋服などを販売していったため日本人の間に定着していきました。
このようにハロウィンイベントがテーマパークのイベントとして日本に上陸し、それが瞬く間に盛り上がりを見せたため日本中の地域や企業がハロウィンに関するイベント企画や商品開発などを積極的に行って、町全体がハロウィンとなるまでに浸透していきました。今では、ハロウィンイベントというと一年の中でも位置にを争うまでの市場規模へと成長を遂げています。
日本のハロウィンイベントの流行に拍車をかけたのが、日本の風土の性質とも言われています。日本は古来から仏教やキリスト教、海外のファッションなど外国の文化を国内に受け入れ、時には元々国内にあった文化と海外の文化を融合させてしまうこともありました。
クリスマスやバレンタインといった現在日本で行われているイベントも海外が由来のものであることを考えると、日本でハロウィンがすんなりと受け入れられたことも不思議なことではありません。またハロウィンイベントのコスプレの文化も洋装を着こなす日本人とは相性が良かったと考えられています。
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